インプレ × R1250GS

R1250GSは納車直後の段階でガラスコーティングを施工しようと決めていたので, 昨日は朝から気温1℃の中, 埼玉県まで出掛けてきた. 埼玉との往復で感じたR1250GSの特性について, 改めてインプレしたいと思う.

先日ブログで書いた内容は少々訂正が必要なようだ. 新型エンジンは“R1200GS LCと大きな違いは感じられず積極的な買い替えは不要” と書いたが, 新型エンジンの出来栄えは素晴らしく, R1200GSとは別物である. これは一定の距離を走ってみて分かったことであり, BMWは車もバイクも短距離ではその特性は理解し辛い.

細かい数値は誤っているかもしれないが, 新車は1,500kmくらいまでは慣らし運転が必要で, エンジンは5,000rpm以下で走行すべし, となっている. R1250GSはトルクが豊かであるため, 通常の市街地走行では慣らしを意識する必要が全く無く, 3,500rpmも回せば十分に速い. メーターを見るとレッドゾーンが9,000rpm~となっているのが意味不明で, 高速道路でもない限り上まで引っ張るシーンが思いつかない. 重量級バイクにも関わらずパワフルでだから, 運転が非常にイージー. “いやいや, GSだから運転が楽なのは当然でしょ” と言われそうだが, あの熟成されたR1200GSを更にマイルドにしてパワーに厚みが増し, 排気量UP以上のものを感じるのだ. ボクサーエンジンってまだ進化するのか… BMWは恐ろしいメーカーだ.

このジェントルさは乗っている内に心地良くなり, ノーマルマフラーのままでも良いじゃん, 敢てAkrapovicにして音量太くしなくてもいいじゃんと思えてくる. 何というか空冷ボクサーのゆったりとしたフィーリングに戻りつつもトルクが1.5倍, みたいな.

これにシフトアシストのスムーズさ, サスペンションの滑らかな動き, 全体的なフリクション低減が相まって絨毯の上を走っている感覚. サスは明らかに以前よりも洗練されている. あくまでも2015年モデルとの比較であり, 年次改良で徐々にブラッシュアップしている可能性も高い. 全体的なフリクション低減については, 車体を押し引きの取り回しが確実に軽くなっているのが分かるレベル. 大通りで少し蛇行運転してみて, まだ新車状態にも関わらずあまりのスムーズさに笑ってしまった.

R1200GSユーザーの方はちょっと試乗しただけだと“なんだ, あまり変わらないではないか” と思うかもしれないので, できればディーラーで半日程度借りて試乗していただきたい.

さて, ガラスコーティングをお願いしたのは三芳町にあるArt detailさん. 新車なのでディーラーにお願いしても良かったのだが, どのような業者に委託するのかも分からないので, 今回はこだわって自分で探してみることにしたのだ. ネット検索で探してみたものの安心してお願いできそうなところを中々見つけることができなかったが, ようやくArt detailさんに辿り着いた. お店の外観よりも技術力を磨くことに注力している雰囲気を感じたのが選定理由. 今回はスポークホイールだしパニアケースもお願いしたのでトータル金額はそれなりではあるが, 十分満足のいく仕上がりになった.

車両は午前10時過ぎに預けて引き取りは20時だったから, 川越のキッチンショールームを見に行ったり, 上野方面まで買い物に行ったり, ふじみ野駅近くの喫茶店で仕事をしながら作業完了を待った. 昔, スバルツーリングワゴンのインマニ交換やらECUチューニングをスーパーオートバックス東雲にお願いし, 23時までひたすら待ったのを思い出した. あの時はゼロスポーツさんにチューニング作業をお願いして, 23時まで走り込みながらECUセッティングされていた姿に感動したものだった.

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ホイールは撥水処理. 以前保有していたR1200GSはシルバー系のホイールで, 汚れが全然落ちなかったんだよね. これで洗車が少し楽にはなるかな.

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新車時に貼られていたメーター部のフィルムを剥がして, メーター表面にもコーティングしていただいた. ちなみにゴム部にはコーティングできないからタンクパッドは対象外. おそこはお腹に当たって傷だらけになるからねぇ. ま, そもそもガラスコーティングしたから傷が付かないという訳ではないので. コーティング後も定期的な洗車・メンテナンスが状態維持にはかかせないそうで.

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こうやってみるとバイクの造形って複雑だよね. 車の方が面積は大きけれど磨きやコーティングはバイクよりも楽なのかな. バイクはエンジンのフィン部分を磨いていると発狂しそうになる, と代表の吉田さんがおっしゃっていたのが印象的. 今回は新車だから発狂することは無かったと思うけど. エキパイも含めてコーティングしてもらったので, 付いた汚れが熱で固着して落ちなくなる, といういつものパターンが少しは軽減されるのかな.

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納車時よりも綺麗になったバイクを見ると, 林道に行く気がまったくしない.

Roadster 30th Anniversary

マツダロードスターが30周年ということで, 限定モデルが発売されるらしい.

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何なのコレ, めっちゃカッコいいんですけど… このオレンジはセンス良いね!

  • レーシングオレンジ
  • RAYS社製鍛造アルミホイール(RAYS ZE40 RS30)
  • “30th Anniversary”オーナメント(シリアルナンバー付)
  • オレンジをアクセントとした各部カラーコーディネート(ブレーキキャリパー、シート、ドアトリム、インパネデコレーションパネル、シフトレバー)
  • RECARO社製シート
  • BILSTEIN社製ダンパー(MT車のみ)
  • Brembo社製フロントブレーキキャリパー
  • NISSIN社製リアブレーキキャリパー
  • Bose®サウンドシステム(AUDIOPILOT™2)+9スピーカー

うーん, ホイールがBBSではなくRAYSというのが素敵. NA(初代), NB(2代目)と乗り継いだ私としては, ロードスターは永遠の憧れなのだ. 独身であれば間違いなく購入しているだろう. しかしマツダという企業は凄いね. ロードスターを開発・生産し続けているだけでも尊敬するが, オーナーミーティングの定期開催や限定モデルの発売, そして最近ではNAのレストアサービスなるものまで. これはパーツレベルでバラバラにして新品交換含めリフレッシュして再度組み上げるもので, 再塗装もするから新車のような輝きを取り戻すものだ(価格も凄いけど).

それにしても30周年というのも凄い. 初代が登場したときを鮮明に覚えているのだから, 私も歳をとる訳だなぁ…

ようやく納車

R1250GSの納車予定日は, 何と雪予報.

流石にリスクを回避してデューラーには別日でお願いし, ようやく本日納車と相成った. まずは腹ごしらえということで, 某カフェでハムサンドランチを注文. 嫁・娘に連れてこられたこのカフェはオジサンにはとても居心地が悪く, 店内を見渡しても95%は女性客だ. 店員も女性だし, 女性が極端に苦手な私はリラックスどころか脂汗ものである.

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電車に乗り, 最寄り駅から徒歩でディーラーまで向かう途中, なんだろう全くワクワク感がない. これがKawasakiの最新4気筒モデルが納車だったならば, もう昨日は一睡もできなかったに違いない. 今回はR1200GS 2015年モデルからR1250GS 2019年モデルへの乗り換えということで, エンジンが少々異なる程度の違いだから仕方が無いのだ.

さて, 前者のR1200GSから移設したパーツは, BMW純正ナビ・サイドスタンドの下駄(r’s gear)・フレームキャップ(rizoma)・リア泥除け(MudSling)の4点. 泥除けはパーツを綺麗に掃除した上で移設してもらい有り難い.

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驚いたことにNavigator VとR1250GSのナビゲーションスイッチが連動しないではないか. 左ハンドルに付いているダイヤルをいつものようにクルクルと回してナビ地図の縮尺を変更しようとしたのに変化がない. あらゆる操作を行っても何も反応しないのだ… これは仕様なのか不具合なのかも全く分からず, Google先生に頼っても情報がない. 仮に仕様だとすれば, BMWはユーザーをなめとんのか!と言いたい. とりあえずナビプログラムを最新にして切り分けてみるか.

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大型液晶ディスプレイは見易いのだが, 単純にタコメーター・スピードメーター・燃料計という情報であれば先代のアナログメーターのほうが余程視認性は良い. デジタルで良いところはメニューボタンの操作により表示内容が切替えられること, おそらくプログラム入れ替えによりアップデートが可能なことである. このメニューボタンは私が所有していた2015年モデルには無かったものであり, 少々慣れが必要. SONYのXrossMediaBarに近い操作感だから, どのようなメニューが存在しているかが理解できれば, 走行中でもスムーズに操作できるようになる.

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あと, 自分にとっては目新しい機構としてはキーレスライドかな. これは確かR1200GSの2015年後期~2016年モデルから採用されていたはずだから, GSにとっては既に歴史のある装備と言える. エンジン始動だけではなく, ガソリンのタンクキャップ部にも連動していること, キー側の電池が切れて中距離通信ができなくなったときに, 近接通信で緊急始動ができる仕組みがあることは有難い.

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外装としてはスクリーンにシボ加工が入っておりGSデザインが施されているのが, ちょっとカッコイイと思ってしまった. これはR1250GSになってから採用されたデザインなのであろうか.

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タンデムシートのGSロゴもR1200GS 2015年モデルには無かったな. TripleBlackモデルのツートンカラーシートには施されていたが, 末期モデルには標準になったのかな.

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個人的にゴールド色のブレーキキャリパーはあまり好きではないので, 普通にブラック塗装にして欲しかった. ブレンボ製からヘイズ製に変更になった… って, そんなメーカーは馴染みがないから詳細は良く分からない. 街中でタラタラと走っている分にはブレンボとの性能・フィールの違いは新車ということもありサッパリ分からん. アタリが付いていないからタッチはむしろブレンボの方が良いかな?と感じてしまったり. ただ, ネットのインプレ情報を読む限りではブレンボよりもタッチ・性能ともに良好だとのこと. ふーん.

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さて, 幾つかオプションパーツも取り付けてみた. まずは無難にラジエターコアガード. 社外品ではなくHPモデルには標準装備されている純正モノ. あまりに普通過ぎて, オプションを付けているかどうかもパッと見分からない感じ.

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エンジンガードはブラック塗装のものを装着してみたかったので, 純正オプションではなくヘプコ&ベッカーのものを選択. いまだにクロスバーが納品されず, 左右の部品が連結されていないという見た目にも構造的にもイケてない状態. 早く出荷してくれ.

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ステップはHPモデルに標準装備されているワイドもの. これは滑りにくいし, スタンディングしたときの安心感・安定感が全然違うからケチらずに付けたいパーツ. コアガードもそうだし, 標準装備されているならHPモデルを最初から購入すれば良いのに, というご意見もあるかもしれないが, カラーリングがどうしても好きになれずに見送った訳だ. 私は2020年でフレームがブルーのRallyeモデルカラーが登場したら泣いてしまうかもしれない!

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こうやって全体を眺めると黒いな. BMWエンブレム部にあるシルバーの外装も黒塗装のものに替えてしまおうかとも思ったのだが, パニアケースとのバランスを考慮して止めた. R1250GSではちょっとデザインがイマイチなテールランプ部の意匠を変えて欲しかったが, 2023年に登場するであろう新型R1250GS(R1300GSか)まではデザインはこのまま引っ張るつもりなのかもしれないな.

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今日は納車後に寄り道もせず帰宅したため10km弱走行したに過ぎないが, 少々インプレしてみたいと思う. 街中を本当にダラーっと走っただけだから, その前提で.

  • ディーラーから出発した直後の印象としては, 驚くようなエンジンの違い・進化は感じなかった. ところがしばらく走ってみると分かるのだが, トルクが太くなっているお陰で低速走行時にギアがR1200GSより一段上でOK. これまでであればノッキングを感じてギアを落とすところを, 明らかにズボラ運転が可能になっている.
  • エンジン音・フィーリングは確実にジェントルになっている. これが好きか嫌いかは好みが分かれるところだろう. 例えば官能的なMVアグスタやトライアンフから乗り換えたユーザーがいるならば, 最初の1,000mでバイクを売却したくなるかもしれない. それくらい穏やかということ. おそらく発売が夏くらいになるであろう純正オプションのAkrapovicスリップオンで, 排気音が太くなるのかどうか. 私はR1200GS + Akrapovicで乗っていたから, ダイナミックモードで乗る爆音からすると拍子抜けした感じだ.
  • ブレーキフィールはまだアタリが付いていないこともあり評価できない.
  • 素晴らしいのはミッションのタッチとシフトアシストの洗練度. これだけでもR1250GSに乗り換える価値があるかもしれないぞ. R1200GS末期モデルのフィールは知らないのだが, 少なくとも私が乗っていたR1200GS 2015年モデル+オプションだったシフトアシストProはお世辞にも良いものではなかった. シフトアシストはプログラム更新により低回転時のシフト変更がややスムーズになったとは言え, ミッション全体がガシャガシャと騒がしくK1300RやS1000R/RRとの違いに辟易したものだ. それがR1250GSではどうだ, 新車だというのにスムーズ極まりないではないか. やるな, BMW.
  • サスペンションも新車なのに乗り心地は良く, もしかするとブラッシュアップされている可能性はある. この点はもう少し距離を伸ばしつつ, ワインディングで評価してみたい.

総合的にはR1200GSの末期モデルに乗っているオーナーは, 下取り額の安さに打ちひしがれてまで乗り換える必要な無いだろう. ただ少しでもR1250GSに興味があるならば, これから続々とGSオーナーの乗り換えが進んでいくため, 中古車タマ数が多くなり下取り額が下落の一途を辿るのは間違いなく, 早めの乗り換えを決断するのも一つだ. 何というか, ひと昔前の空冷エンジンのGSをあえて乗り続けるというのはアリだが, 空水冷モデルになってからは最新のモノが最良という気がするのは確か. 悩ましいところだが.