BMW Motorrad Days 2日目も晴天に恵まれ, 朝のメディア撮影会には多くの人が参加していた. ヘリを使っての空撮にはどんだけ金かけてんだって感じだけど, 来場者もご満悦だったのではなかろうか.
恒例のヒルクライムは中腹まで登って観戦してみた. 斜度・路面状態からすると, GSのノーマルタイヤでは絶対に無理だし, ブロックタイヤを履いていたとしても相当なテクニックが無いと難しいと思われる. 正直, 701 Enduroならば行ける気がする.
ヒルクライムは躊躇してアクセルを閉め途中で失速させたらアウト, そこからのリカバリはほぼ不可能. バイクの問題なのかライダーの腕なのか要因は良く分からなかったが, F800GSよりもR1200GSの方が登頂成功率は高かった. F700GSもいたがトルクの問題なのか失速してアウト. R1200GS LCは重量級にも関わらずエンジン特性か電子制御のお陰か成功する人が多かった. 山田純さんは「今年は上手い人が多い」と言っていたが.
ツワモノは何とK100カスタムで参加している人. カスタムと言っても恐らくホイールとタイヤを変えて少し軽量化しているくらいなものだろう. 絶対に登り始めで転倒すると思いきや, 登り切ってビックリ!ライダーは「これからはK100GSと名乗る」と語り喝采を浴びていた. S1000XRのノーマルで参加した人もいたが, ツワモノというよりはネタ提供ですよねという感じ. 案の定, 殆ど登ることはできず四気筒の咆哮とともに大転倒してジ・エンド.
今年はG310GSなんていうザ・ベイビーGSが発売になるだろうから, 軽さでいったらコイツが一番か. でもスペック見ると175.5kgもあるから, オフ車としてみたら全然軽くはない. G310Rもそうなのだが, 日本だったら思い切って250c.c.まで排気量落とした方が, ユーザーの間口が広がっていいんじゃね?と思う. 若者は高額製品は購入しないのだろうというイメージはHONDA CBR250RRで完全に払拭されたから, バイクに魅力さえあれば人気が出る可能性はある. が, CBR250RRはデザインで独創性を感じることができる一方, G310GSは本当にザ・ベイビーGSでもう少し個別のデザインを与えても良かった気がする. SUZUKI KATANAもそうだけど, デザインを踏襲し過ぎると廉価版のような印象を受けてしまうのだよね.
さて, 新車種といえばK1600B. ゴールドウィングF6Bの二番煎じにしては350万円というプライスが常軌を逸している. 350万円あったら結構良い車が買えるよねぇ. ま, ある意味 車よりK1600Bの方が快適かもしれないけど. デザイン面ではリアビューのロー&ワイドな印象と比較してフロントがK1600のままで優等生だからちょっとチグハグかな. E61 5シリーズもフロント・リアの違和感が当初は半端なかったから, このバイクも時間が経つと慣れる気がする.
ごっついハンドルバーは良く分からん. キャンプ先では洗濯物でも干せるかもしれない.
Motorradの展示スペースに面白いものがあった. ボクサーエンジンとシャフトの構造が分かるもの. こういうのは機械好きにはたまらないから, 是非 BMW Tokyo Bayに常設するのが宜しいかと思う. フラット訪れた白髪の爺様が「俺も昔はベンベーに乗ってたんだよな」と懐かしむことができるかもしれん.
Motorrad Daysだがちゃっかり車の展示なんかもしてあったりして. バイク乗りは所詮バイク乗りなのか, i8に群がる感じでは一切無かった. 値段が亜空間だから興味も沸かないか.
運転席はポジションはまるでスーパーカーだが, 操作系は未来の車!のような. この辺りはイタリア車とは全然違うんだよなぁ… 色気は皆無というか. 高級家電のような印象. 8Kテレビというか, 何というか.
こういうシンプルなのは本当に素敵. R nine Tをベースとして, フェンダーレス化・ペイント・ハンドル換装等のライトカスタムの部類にも関わらず, 非常にセンス良く纏まっている. コンプリートモデルとして売り出しても需要あるんじゃないかな.
個人的に驚いたのがNavigator Ⅵなるものが展示車両に装着されていた. ディスプレイが艶々していて日光の下でも見易くなっていると想像できる. っていうかいつ発売されるのコレ. Amazonで検索してみると米国からの輸入で33万円もするんだけど!