東京モーターショーと聞くと車の展示会のイメージが強い. ところが川崎重工やハーレージャパンが出展しているのだ. ライムグリーンが目に入るとカワサキだとすぐに分かるのでブランドカラーって大事だね. DUCATIの赤とか, KTMのオレンジとか. その点, Triumphは何色か思い浮かばないんだよね… 黒なのかな.
さて, 出展車両は新型が目白押しである. NINJA250/400は大幅にリファインされ, HONDA CB250RRに負けず劣らずのカッコよさを手に入れた. フロントブレーキがシングルディスクというのが少々残念ではあるが, いかにも速そうな感じでよろしい.
東京モーターショーを観に来た目的の半分はこのZ900RSである. カスタム車両とともにノーマルの火の玉カラーが展示されており, パッと見ただけでバカ売れする予感. ハッキリ言って2本サスではないことが非常に違和感があるものの, 全体の纏まりとしては素晴らしい.
単なる懐古主義的なバイクではない. ブレーキはラジアルマウントで, 215kgの車両を十分なストッピングパワーで停止させることだろう.
水冷948㎤のエンジンは空冷のようにフィン付のデザインが与えられている. 見た目は良く造り込んだなという印象だが, 後はフィーリングやエクゾーストノートといった部分の完成度がどうか.
デザインは正直に言うとゼファー750の方が好みではあるが, ほぼ同じ重量でパワーは1.6倍, LEDライト・ウィンカーにトラクションコントロール, ETC2.0が装備されているZ900RSは天晴. 断言しよう, 予約が多く入り納車待ちになることは必至だ.
カスタム車両も3台程展示されており, メーカーが最初からカスタムを意識しておりカスタムビルダー等とマーケットを盛り上げて行きたいという想いが伝わってくる. このあたりの手法はBMW R nite tと似ている.
EICMAではH2のツアラー版が発表されるはずであり, カワサキから目が離せない. GSX-R1000のモデルチェンジくらいしか話題を提供できていないSUZUKIも頑張れ!