DUCATIがEU圏で2017年の販売が好調

先日ブログで「DUCATIは大丈夫か?」と書いてしまったが, どうやら2017年の販売はまずまずだったようだ.

1月12日にDUCATIは2017年の販売実績を発表し, 販売台数は前年から1%増え55,871台(2016年・55,451台)だったとのこと. EU圏は4%増でイタリア:12%増、スペイン:28.3%増をマークし好調. 最大の市場である米国では、 1.3%増となる合計8,898台, アジア市場では合計5,805台. 特にディーラー数を9→18に倍増した中国では31%増.

既存の市場だけでなく、中国やアルゼンチンといった新興市場でも販売台数を大幅に伸ばしたのは, SS・Multistrada950・Scramblerといったモデルを導入したことが要因と分析されている. また, 1299 Superleggeraや1299 Final Editionの成功は、ハイエンドSSセグメントにおけるリーディング・ブランドとしての立場や、DUCATIの高い技術力を証明するものである, とマーケティング責任者は自信たっぷり.

Ducati

うーむ, 何故2017年は日本市場だけが前年比▲30.4%という一人負け状態だったのだろうか. 価格設定が高過ぎるのではと思ったが, これも調べてみると当たっていないようだ.

DUCATIとBMWで比較してみよう. 双方とも最大市場である米国での価格と, 日本での価格を比較し, 割高な設定になっていないかをチェックしてみた. 車種はエンデューロツアラーモデルのMultistradaとR-GS.

Multistrada 1200 Pikes Peakの米国価格は$23,795, 1ドル=111円で計算すると約264万円. これに対して日本価格が284万(税抜)だから, 米国に対しては1.076倍. 想像していたより良心的?だった. 一方のR1200GS LCは米国価格が$16,495だから約183万相当… って安っ!日本価格が215万(税抜)だから米国に対して1.17倍!さすがのBMW Japan, 四輪で比較すると嫌になるくらい日本は高額設定になっているのだ. 米国でM3買うと安いぞ.

ということで, 何故一人負けだったのか謎が深まるばかり.

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