先日 CB1100RS の試乗に失敗したので, 別店舗でEXの試乗にチャレンジ. 最近CBの空冷四発がどのようなものか知りたい熱が高まり, 店舗で試乗申込書を書いている時はワクワク感が止まらない. RSの17インチに対してEXは18インチだからハンドリングに違いはあるものの, エンジン特性は変えていないと思われ.
RSに跨った時と印象は変わらず, 重心が高いのか255kgの車重がずっしりくる. 車体の引き起こしもそうだし, 交差点を曲がる時も重さをしっかりと感じる. ただ, 90PS/9.3kgf・mの空冷エンジンはスペックよりもゆったりとしており, 急かされないから車重も気にならないというか.
燃焼温度管理が厳しい空冷エンジンを排ガス・騒音規制に対応させていくのは大変だと思うが, このようなモデルを存続させているホンダは素晴らしい. ヤマハもSR400やセロー250を再リリースしようとしており, その姿勢には脱帽する.
短時間でのCB1100EXを試乗したインプレとしては, 全体として非常に良く纏まったレトロ感溢れるネイキッド. 高速を使った長距離ツーリングではなく, 街中や田舎道を流すことが最も似合うだろう. エンジンもハンドリングも良い意味でダルなので, とにかく景色を眺めながら, 空冷四発の鼓動を感じながら流すとバイクと一体になれそう.
私は3年前まで乗っていたR1150GS以来の空冷エンジン体験であったが, K1300RやR1200GS LCに慣れていたこともあり, あまりに特性がジェントル過ぎて少々合わなかった. 空冷だからジェントルという訳ではないけどね… XJR1300はかなり回るエンジンだし.
ということで, 次はCB1000Rを試乗してみたいかな. でもタンクにはウィングマークではなくHONDAロゴの方が断然好きなんだよな.