6月末までの期間限定で, マーチエキュート神田万世橋にカワサキのショールームがオープンしたとのこと. 一体どういう客層を狙ってショールームを万世橋に作ったのか良く分からないし, 地図で場所を確認するとかつて万世橋駅があったところで, そんなに人通りは多くないのでは.
701 Enduroを道端に停めてエキュート近辺を少し歩いてみると, なるほど外観は万世橋駅の姿を残したままリノベーションした感じで非常にお洒落な雰囲気. 万世橋を越えると秋葉原だから, 一体どんな客層を狙っているのかやはり分からない. お洒落感は看板にも当てはまり, 英語で神田祭の説明が記載されており, 何となく横浜っぽい.
外から直接入ることができる店舗が並び, カワサキショールームは神田川側の建物内に設けられている. 初めて訪れるときは少々迷うかもしれない. カワサキとコラボレーションしたアパレル店舗が併設されていたり, バイクの展示もお洒落感を全面に出していて, Z900RSは都会が似合うスタイルだなとつくづく感じる.
ただ, どうしてもZ900RSのスタイルで気に入らないのがモノサスであること. 性能よりスタイルが優先されるようなバイクであるはずだから, 2本サスだったら魅力倍増だったんだけどな.
現代のバイクで性能は申し分ないが, 旧車の価値がこれで下がるというものでは全くないだろうな, と実車を目の前に再認識. とは言え, Z900RSをリリースした川崎重工にはバイクフリークとしては頭が下がる思いだし, Ninja H2SXのリリースもありノッているね. リーマンショック後は4年連続赤字が続いていたが, 完全に復活したようだ. 一方, スズキの二輪事業は赤字のはずで, 構造改革が2017年度決算でどう成果が反映されるか. 世界でのバイク需要は減少傾向で, 中国も日本と同様に下落傾向にあり, 伸びているのはインド市場くらい. スズキも四輪ではインド市場で圧倒的なシェアを確保していても, 二輪では2%程度. 利幅が大きい大型を中心にシフトするのか, インドやアジアで稼げるよう低価格の小型車をしっかりラインナップしてシェア拡大に行くのか, スズキはどこへ向かうのだろうか.
話は変わるが, ここ最近好調なトライアンフ. 先日, スピードトリプルの2018年モデルが発表され, 特にRSモデルの魅力は半端ない. フルカラー液晶メーター, 電子制御, オーリンズのサスペンションにArrow製マフラーが標準装備. 軽量化も実現しており, これは走りが楽しくない訳がない.
あー, これは欲しいね. スピードトリプルを3代も乗ったら立派なトラフリークだね. ちなみに, 955iはスタイルも走りも文句なく中古では激安だから3気筒に少しでも興味がある人は是非手に入れてみてはいかがだろうか.