まさか本当に市販するとは思わなかった BMWの大排気量の空冷フラットツイン. 遡ると2016年にコンセプトモデルとして発表されたR5 Hommageで, その姿がお披露目された. そう, R18はナンチャッテアメリカンではなく, 1936年(戦前だ!)に発売されたR5を源流とした真正ドイツ車なのだ.現代のテクノロジーで造るといっても, 企業なのだから採算性を十分に考えるだろうが, 派生モデルも展開し辛いであろう1,802ccの空冷水平対向OHVエンジンの開発にGOサインを出すとは, BMWの経営陣って少しおかしい.

写真で見るよりも実際に見る方がボリューム感があって, もの凄くカッコいい. 第一印象はクルーザーなのだが, とにかくボクサーエンジンの主張が半端ではなく, 何者にも似ていない唯一無二の存在という感じ. マフラーの造形にもこだわりを感じるし, この写真のようにリアシートを外した状態が最も似合うかもしれない(リアシートはボルト1本固定だから簡単に着脱可能). このマフラーをあえて社外品に換装する理由は見当たらないのではないか. 確かにハーレー乗りからしたら中途半端な真似っこに見えて何の魅力も感じないだろうし, BMW乗りからしたら駆け抜ける歓びをイメージさせない大味なクルーザーというイメージかもしれないし, BMW旧車好きからしたら最新テクノロジー過ぎて何がオマージュだと思うかもしれないし, つまり誰もが乗りたがるモデルではないだろう. ただ, BMWが採算性を二の次にして敢えてリリースしたのだから, 何かがあると思うし, 乗ると “ああなるほどね” と感じるのではなかろうか. ただし, ハーレー乗りは間違ってもR18は試乗しない方が良いと思う. ボクサーツインの鼓動は, ハーレーのVツインとは大きく異なりジェントルなので, これはイイ!とは絶対にならないのだ. ハーレーの鼓動はあれはアレで唯一無二なのである.

91馬力, 16,1kg-mというスペックのこのエンジン, ハーレーの1,923ccには負けているが, 実際に走らせた時のトルク感やドライバビリティはBMWが勝っているのはないかと推測する. BMWのマシンはスペックだけでは語れないものを持っているから不思議だ. これはBMW贔屓ということではなく, 実際に様々な車やバイクを乗ってきてそう思うのだ.

初回入荷分はFirst Editionというらしく, 税込で2,976,500円のプライスタグが付いていた. First Editionではフルードキャップはシリンダーヘッド部分がメッキ化されていたり, タンクやリアフェンダーにストライプがデザインされていたりといった特典があるようだ(ストライプは手塗りらしい). このバイクは一体どのような乗り味なのだろう. そのうち試乗できる機会もあるだろうが, ちょっと楽しみだな.

先日, 友達に誘われて, 予約が取りづらいという中華料理屋でコースをいただいた. 確かに美味しかったのだが, 値段もいい感じだったので, この値段だと美味しくて当たり前だなぁと思ってしまった. 今度, 北陸方面に1泊でツーリングを企画したいと思っているので, コストパフォーマンスの高い店をセレクトして, 紅葉と美味しいもので秋を堪能してやろうかな, と.
北陸方面ということでリーズナブルに金沢でおでんか鍋でもどうですか~。この時期海鮮鍋ウマシ。
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北陸の海鮮鍋ですか、想像しただけで幸せな気分になれますね。
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