どうするシャッター

私はバイクの免許を取得してから四半世紀以上が経過しているのだが, 最近 バイクを走らせていると道路交通状況について時代の変化を感じる機会が多い.

排気ガス

昔は幹線道路を走るとフルフェイスのヘルメットを被っているにも関わらず, 排ガスのせいで顔が黒くなったものだ. レストランに入っておしぼりで顔を拭うと汚れが酷くて, この空気を吸っていたかと思うと全く笑えない. とにかくトラックの排気ガスは公害そのもので, 環状八号線沿い等のマンションを眺めては, よくもまぁ寿命を縮めるような場所に住むものだ, と思っていた. 今でこそクリーンディーゼルという言葉も認知されているが, 当時は(少なくとも日本においては)ディーゼル車=環境悪というイメージが強く, 実際に規制も甘かったため公害の要因になっていたことは間違いない. 改善に向けては, 東京都では1999年に当時の石原都知事がディーゼル車NO作戦を始めたことは大きかった. その後の規制やメーカーの努力により改善が進み, 最近では幹線道路を中心に走っていても, 昔のように顔が真っ黒になるということは無くなった. 環状八号線沿いに住むことに拒否反応は無いし, むしろ便利だし御洒落なので上野毛あたりに是非住んでみたい…

排気音

これも規制が進んで静かになったという話ではあるが. やはり昔は爆音系の車は結構多かったと思うのだよね, シルビア・180SX・インテグラ・RX-7・フェアレディZ・スカイラインGTRあたりのスポーツカーが全盛期の頃にバイクの免許を取ったということもあって. 換装されているマフラーの径も競い合うように太かったのだけど, あれ林檎くらい入るんじゃね?みたいな. 幹線道路では信号が青になると加速で爆音が響き渡る感じで(特に夜にその傾向が強い), これ漫画の話ではなくリアルなのだが, 私の地元では昔 道幅が広い都道で夜中にはゼロヨンレースやる輩がいたのだよ. その後もちろん警察も動いて, 今ではオービスが常設されているが. 晴海ではドリフトレースが開催されていたし, 首都高のルーレット族だとか, まるでワイルドスピード. バイクの世界でも奥多摩では2ストで排ガス巻き散らしながらコーナーを攻めまくっていたし, 危険も伴うから死亡事故も絶えなかった. 良い悪いで言ったら当然良い事ではないが, 時代が大らかであったこと, 特定の領域にエネルギーが集中していたと言える. 現在のように楽しむことが多様化していなかったしインターネットも無いので, 車・バイク・スキー等の特定レジャーに若者が集中して価値観・時間を共有していた. 環境負荷はマイナスだが, そのような時代背景がツマラナイものであったとは全く思わないし, むしろ今の時代には無い熱量が合ったと感じるくらい. とは言え価値観は時代とともに変化していくもので, 様々な音量規制の影響もあり街中が静かになった現代においてはEV化により更なる静粛化が進んでいくことだろう. それに反発するように一部のマニアがエキゾーストノートという死語を大事にしてのか. さて, 私はどちら側の老人になっているかな.

運転マナー

そもそも東京都は運転マナーが良い地域に属するが, それでも昔に比べると世の中の運転マナーは向上していると感じる. 煽り運転が社会問題化しているが, あれはドライブレコーダーやSNSの普及が問題を浮き彫りにさせているだけであり, 煽られたり喧嘩になったり殴られたりなんていうのは昔の方が余程酷かった. マナー向上の要因としては, スポーツカー好きが減った・都民の心の余裕度が上がった・ドライブレコーダーの普及により無茶なことをしなくなった等, 様々なことがあるかもしれない. マナー向上は良い事しかないのでこれ以上コメントできないが, 強いて言うならば運転マナーが非常に悪い車に相当の割合でプリウスとアルファード(および兄弟車)が占めること. 環境車とファミリーカーなんだから大人しく運転して欲しいものだ… と偉そうに書いてみたが, 私はバイクと違って車の運転は相当大人しいのだ.

さて, お盆休みはバイクを収納するガレージのシャッターをどうするかばかりを考えていた. 建築家の方に選定いただいたオーバースライダータイプは, 準防火仕様ということもあるのだが, 素人には驚くほど価格が高いこともあって, 安価な巻取りタイプのシャッターを再選定してもらった. 文化シャッターや三和シャッターで安価なものを選定いただいたら何とウン十万も値段が違うではないか… これベスパが買える値段.

巻取り型シャッターが価格的に有利なのは分かったが, オーバースライダーと比較してカラーリング・静粛性・耐久性でやや難がありそうなので, アクシスに乗って街中にあるガレージを実際に見て判断することにした. 走り回ってみると, 世の中には何と文化シャッターの多いことか!結果として文化シャッターの廉価版シャッターは想像以上にデザインと劣化が厳しいということが分かった. やはり巻取りタイプの廉価版だと, 巻取り部分で擦れて塗装剥げや錆が進行してしまうようで, グレー・ホワイト系のカラーリングも相まって年数が経ったものは劣化している感じがアリアリと. このシャッターは開閉時にギーギーと異音がするんだろうな, とか. ということで価格は高いが当初通りオーバースライダータイプのままにする方向.

バイクといえば老舗のトライアンフ.

あの官能的な三気筒エンジンを積むスピードトリプルが何と, 2020年モデルで排気量が1,160ccにボアアップされ160馬力程度になるらしい. しかもフレームや電子制御も刷新してフルモデルチェンジとなる可能性が. これで益々ストリートファイター市場が熱くなってくるね. KTM 1290 SuperDuke Rは年次改良が続いている感じ, 来年はDucatiからV4 Streetfighterがリリースされるはず. Aprilia Tuono V4は何も動きが無いけれど, そもそもRSV4に動きがないからねぇ. というか, 日本でAprilia売れてなさ過ぎ. 今年の販売台数はトライアンフがかなり良い数字をたたき出しているから, ブランド力がかなり向上してきたのではないだろうか. 頑張れ老舗!

speedtriple

 

どうするコンセント

都内での移動を考えると車よりもバイクの方が断然勝手が良いし, 乗る時の恰好, 特に靴を選ばないという点でスクーターが良い. 昔は2stスクーターでやんちゃな運転していたこともあるが, 排ガスや燃費は酷いし大人になったら環境問題にも少しは考えたフリをしないとおばあちゃんに怒られてしまう. これからの時代は2stなんて論外, EVを語ってこそ意識高い系の仲間入りというものである. えへ, MacBook持ってスタバで仕事しているフリでもしちゃおうかな.

日本のメーカーは電動バイクに本腰を中々入れてくれないのは何故だろうか. 中国に行くと当たり前のように電動バイクが走っているから, 中華系メーカーの方がラインナップは断然多いではないか. 最近になって日本4大メーカーが「電動二輪車用交換バッテリーコンソーシアム」を創設して普及に向けて取り組み始めたようだが, やることが遅くないかい?

cevolution

今乗ることができるスクーターで動力性能と航続距離を踏まえるとBMW C evolutionしかない. しかしかなりの車格・車重であるから, 街中で乗り回すには少々持て余すに違いない.

Vespa-Elettrica

デザインと軽さを踏まえるとVespa Elettricaで決まりだろう. しかしイタリア人というのはエロカッコいい工業製品を作るのが世界一上手いよね. 日本では未発売ではあるが航続距離は100km程度ありそうだし, それなりの価格設定でもこれは欲しいと思ってしまう.

未来への投資として, ガレージに充電用の200Vコンセントを付けるか悩んでしまう…

金精峠 × R1250GS

夏の蕎麦は犬も食わないとは言うものの, 暑さで減退した食欲には蕎麦で丁度良い. しかも食事の好みが全く合わない我が夫婦にあって蕎麦だけは毎日食べてもいいよね, というくらい互いに蕎麦好きなのだ. で, かなりの頻度で行くの蕎麦屋が更科堀井. もり蕎麦は当然で, 邪道と言われるかもしれないが, カレー南蛮蕎麦が絶品.

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麺類は夏バテでも比較的食欲がわくのだろうか, 昨日は灼熱の中あえてラーメン屋に行ってみた. 久しぶりに一風堂で赤丸にたまごトッピングを注文, なんとほぼ1,000円というプライスは博多ラーメンとしては違和感ありまくり. 博多ラーメンって500~600円で替え玉注文しまくって腹を満たす感覚だからなぁ.

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美味しいのは確かなんだけど少々記憶が美化されていたかもしれない. 最近は美味しいラーメン屋って沢山あるから並んでまで一風堂に入りたいかと問われると微妙かも. 口直しという訳ではないが近くに洒落たカフェがあったのを思い出し, 試しに入ってみた.

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店員のお姉さんが接客上手で参った. 本日の珈琲(アイス)を注文したら

「水出し珈琲がお薦めですよ!」

と笑顔で返してくるので, 注文を受け付けずに少しお高い別メニューに切り替えてくるとは相当なツワモノと認識した. 「じゃ, それで」とこちらが折れると,

「ラージサイズでよろしいですか?」

とこれまた当然のように大きい方を前提にするので, オッサンは狼狽しきりである. ようやく珈琲にありつけると思いきや

「店内でお召し上がりですか?」

と問われ, すっかりペースに飲み込まれている私は, その問いの奥に隠された意図を探りたくなった. しかしクリンとしたその瞳にそれ以上の営業的意図は無いはずだと判断し, 「店内で」と手短に返答した. しかし, 甘かったようだ.

「それではこちらの焼き菓子をご一緒にいかがですかぁ?」

なるほど, スクーターでやってきた私は明らかに「しゃれたカフェ狙いでやってきた初来店の客」と見極めているということか. ならばこちらも少し意地悪をしてやるか. 「うーん, そう言われても悩ましいですね. 何かお薦めってあるんですかね.」

「こちらにあるもの, 全てがお薦めで御座います!」

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いざ, 避暑地へ.

家の事情で14:30には帰宅せねばならないことをS氏に伝えると, 宇都宮から沼田に抜ける金精峠越えルートはどうかとの提案. 山道ならばこの暑さも軽減されるはずと思い, 提案ルートで即決. 蓮田S.A.でトラック前に佇むS氏のR1200GSはイケてるじゃあないか.

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いろは坂を登りきると約24℃程度の気温で湿度も高くないので, 走っていて最高に気持ちが良い. バイクって本当に楽しいなぁと感じる瞬間 …って下界では暑くて苦痛した感じないのに. 湖畔でソフトクリームとホットコーヒーで寛いでいると時間が止まった気になってしまう.

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Akrapovic装着後に長距離を走ってみた分かってきたことがある. 確かに純正オプションのAkrapovicスリップオンは車検対応のため排気音は控えめで, 勇ましい音量が好みならば全くお薦めできない代物だ. しかし, 純正マフラーだと少し耳障りだと感じる回転域があるのだが, そういった雑音が上手く取り除かれている印象だ. また, アクセルを開けて上まで回したときのフィーリングと, オートシフターでシフトダウンしたときのブリッピング音がノーマルよりも明らかに気持ち良い. R1200GS+Akarapovicはメリハリが効いた感じで特にDynamicモードに設定すると傾向が顕著であったが, R1250GS+Akrapovicはメリハリは感じずいつの間にかスピードが出ている感じ. これ, 四気筒好きには好まれない味付けのような気がする. ただトルクはそれなりなのでコーナーからの立ち上げはイージーで, テレレバーのお陰で突っ込みもしやすいからそこらのバイクに後れをとることは無いだろう. R1250GS, 峠では最高に安全で面白いバイクだと思う.

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帰路の高速道路では気温38℃で熱中症寸前まで行ったので, 8月はもうツーリングに行くのは止めよう…